野生のイルカが99%の確率で見れる!ってどこかの何かで見たような・・・
これって本当なの?
この記事は、野生のイルカウォッチングが99%見れるのが本当なのかウソなのかを検証して、皆さんに遭遇率の現状を知ってもらい、運営会社さんの思いも伝えていきたいと思います。
野生のイルカが見れる確率について
野生のイルカって本当に会えるの?
「野生のイルカって本当に会えるの?」
「会えなかったらどうするの?」
そうですよね。イルカウォッチングに行く上で一番重要な疑問。
長崎・南島原と熊本・天草から出るイルカウォッチングは、同じ場所に見にいきます。
出航して何分でイルカに会えるのかは、その時のイルカの場所次第ですが、
各運営会社の船長は、お互いに情報を交流して、イルカの場所を共有しています。
お互いにイルカの場所を共有することで、イルカを見つける確率を上げているのです。
イルカってどうやって見つけてるの?
イルカに発信機がついてるのかな?
マグロみたいにソナー(探査機)で探しているの?
はじめに言うと、イルカを探すのに機械は一切使っていません。
では、この広い海をどうやって探しているでしょうか。
答えは、目です。
船長さんは、目視でイルカを探しているのです。
びっくりしますよね。
実際、海を見て「さぁ、イルカを探してください」って言われても、普通の人は探せませんから。このイルカ探しは、熟練の船長さんしか探すことはできないんです。
お天気がいい日ならまだしも、曇っている日や視界が悪くモヤがかかっている日、波が高い日などはイルカは、とても探しにくいです。そんな中でも、「お客さんにイルカを見せてあげたいから」と船長さんは一生懸命探してくれます。
だんだん、船長が神に見えてきましたね笑
イルカが見れる確率は?
イルカが見れる確率が99%の真相
どこかのサイトでは、イルカが見れる確率は99%!と書いてあることもありますが、実際運営会社HPには、どこも書いてないんです。
なぜ、99%の確率という言葉自体が一人歩きしているのか。
私的に解釈していきたいと思います。
イルカの生態が昔と今とでは確実に違う
イルカウォッチングが始まったのは20年以上前のことなのですが、その頃から今の海の状態はずいぶん変わりました。温暖化などの環境の変化に伴い、今も現在進行形でイルカたちの生態が変わっていっています。イルカたちも泳ぐ場所が変わったり、より住み良い場所へ移動したりしていくわけです。
イルカの行動範囲が広くなると、必然的に探しにくくなる。
2017年ごろから、イルカたちは春と秋によく移動するようになりました。
時期によっては、会える確率が下がる時もあります。
メディアの広告表現
メディアで、視聴者を惹きつけるワードとして、99%を表現していることがあり、それを目にする方が強く印象に残って、見れないことはないと思う方もいるのではないでしょうか。
【本当】イルカが見れる確率
まず、野生のイルカなので100%はありません。
確実にイルカが見たいのなら、水族館をおすすめします。
早崎海峡のイルカは5〜6年くらい前から、大きく移動するようになりました。
それも時期は、秋。秋はものすごく遭遇率が下がります。
秋だけでいうとイルカが見れる確率は60%〜70%
(それでも高い確率だと思います)
皆さんも行く時期を検討してお出かけくださいね。
イルカに会えなかったら
イルカにもし、会えなかったら。。。がっかりしますよね。
けど、もし会えなくても、きっと船長さんは一生懸命探してくれたと思うんです。
だから、そんな時はあなたの優しさ、発揮してほしい。
「会えないのも、思い出」
また来るキッカケのチャンスだから。
また、きてほしい。
南島原イルカウォッチングさんは、公式HPからの予約特典として
「イルカに会えなかった時は1年間乗船無料券」が出るそうなので、ご心配な方はここで予約するといいですよ。
まとめ
今は、はっきりとしてた確率を出してしまうと、逆に誤解を生むため
「高確率で会える」という言葉で表現されています。
高確率で会える野生のイルカウォッチング!!